Clie編〜フリーウェアでどこまで出来る?(DefaultCapture)

 さて、母艦と同期したとは言え、全く素の状態に近いところからスタートしたときに、ClieNXで一番不便に思うところが、パワーオン・オフのスイッチです。ClieNX73Vでは特にこれが壊れたなんて話は聞いたことはないのですが、同じ形状のClieNX80Vではこのスイッチがポロリととれちゃうという話を聞いたことがあります。確かにスイッチをずらすことでオン・オフを繰り返していると、やがては部品が疲労を起こして壊れるなんてことも心配になってきちゃいますよね。それに、ついついパワーボタンと間違えて押してしまうのが、カメラのキャプチャーボタンです(って私だけ?)。
 そこでそんな悩みを一発で解消してくれるのが
DefaultCapturehttp://www.ogaoga.org/pukiwiki.php?DefaultCapture
キャプチャーボタンの長押し・短押しで、パワーオン・オフ、メニュー表示などの機能が割り当てることが可能になります。
 因みにこのアプリは標準ランチャー上にはアイコンが表示されず、環境設定内のパネルの一つです。ですので、設定には環境設定を開いて画面右上のパネルのリストからこのDefaultCaptureを選んで行う必要があります。
 上記サイトから引用すると

CAPTURE / Voice Memo:標準の動作をします。(DefaultCapture が OFF の状態)
None:何も動作しません。ただし、電源オフ状態では、電源がオンになります。
POWER:電源スイッチを押したのと同じ操作になります。
Jog push(CLIE のみ):ジョグダイヤルを押したのと同じ操作になります。長押しはできません。
5way select(Tungsten のみ):5way の中央ボタンを押したのと同じ操作になります。
Back(CLIE のみ):バックボタンを押したのと同じ操作になります。長押しはできません。
Home(Tungsten のみ):ホームボタンを押したのと同じ操作になります。
HotSync?:クレードル上の HotSync? ボタンを押したのと同じ操作になります。PC と接続していない場合は動作しない場合があります。
Menu:メニューを開きます。
App.:ポップアップリストで選択されたアプリケーションを起動します。
DA:ポップアップリストで選択された DA を起動します。
Hard key:ハードキー(アプリケーションキー)を押したのと同じ操作になります。チェックボックスの位置と、ボタンの位置が対応しています。

とまあ機能満載。この機能のいずれかをキャプチャー長押しと短押しで一つずつ選択出来るわけです。さらにメニューのOptionで「Don't work at power on」にチェックを入れると、電源オフからキャプチャーを押すとオンとなり、オンの時だけ割り当てた上記の機能を有効に出来たり、「Power off at closing」にチェックを入れるとClieNXを折りたたむと電源オフになるという設定が可能になります。
 なかなか優れたアプリでまず一発目のClieNXにはかかせないフリーウェアです。